コラム
外壁
外壁塗装で人気の色は?配色ルールや色を選ぶときのポイントなどを解説
2022.11.30
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外壁塗装を行う際、家の第一印象を決める重要な要素である外壁の色について悩む方も多いのではないでしょうか。
とくに外壁塗装は一度行うと10年以上は変更できないため、人気の色やポイントを押さえて、イメージ通りの色にしたいと考えている方が多いでしょう。
そこで今回は、外壁塗装で人気の色やおすすめの色の組み合わせ、色を選ぶときのポイントなどを解説します。これから外壁塗装をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の色選びを行ううえで、どのような色が人気なのか知りたいという方も多いでしょう。
ここでは、人気の屋根色を3色紹介していきます。
参考:外壁塗装エージェント『外壁塗装の人気色ランキングTOP10|色選びのポイント・組み合わせ方』
外壁塗装で人気の色の1位は定番ともいえる白であり、明るく清潔感のある印象を演出できます。
白い外観は「清潔感」のほか「新しい」という印象を持たせることができるため、築年数が経過しても新築のようなイメージになるのも魅力です。
ただ、白といってもさまざまなテイストがあるため、太陽の光が反射するような真っ白にしたいなど、思い描いている白のイメージを明確にしておくことをおすすめします。
アイボリーやクリームカラー、オフホワイトなども人気の色です。
こちらの色は他の色と馴染みやすいという特徴があり、モダンテイストの家を始め、和風の家や海外風の家にもよく合います。また、明るい色でありながら、汚れが目立ちにくいため、長期間きれいな印象を維持できることも人気の理由の一つです。
グレー系の外壁も、白やアイボリーなどと並んで人気のある色です。
周囲の住宅に馴染みやすく、なおかつ落ち着いた印象を演出できます。また、外壁に汚れがついても目立ちにくいため、塗装後も長くきれいな印象を保てます。
ブラウンは自然界にある色で、土や木を連想させることから、落ち着きのある印象を与えられることがポイントです。
また、欧米風や和モダンテイストの住宅と相性がよく、汚れが目立ちにくいことも特徴です。
白や黒などのベーシックなカラーとも良くなじむため、屋根やサッシに採用している色との相性をそれほど気にしなくてもおしゃれな印象に仕上がりやすいといえるでしょう。
ベージュも根強い人気があり、アイボリーなどと同様に汚れが目立ちにくいことに加え、周囲の住宅に馴染みやすいことが特徴です。
和風や洋風など、さまざまな家のテイストとも相性がよいほか、ベージュは膨張色であるため、家を大きく魅せる効果が期待できます。
さらに、落ち着きのある印象や温かみ、上品さなどを演出できるのもベージュの魅力でしょう。
黒はスタイリッシュでモダンな印象の住宅にしたい方におすすめです。黒は無彩色であり、重厚感や高級感、風格といった要素を引き立たせるのにぴったりです。
また、すべての黒にするのではなく、黒と白、黒とアイボリーなどほかの色と組み合わせてアクセントとして使うのもおすす
めです。黒をほどよく採用することで、全体が引き締まった印象になり、かっこいいイメージを持たれやすくなります。
グリーンの外壁は、山や森を連想させる色であるため、爽やかでナチュラルな印象に仕上げることが特徴です。
また、グリーン系の外壁は汚れが目立ちにくいことも特徴であり、とくにコケやカビのような緑色の汚れを目立ちにくくできます。
ほどよく個性を出しつつ、周囲との調和も大切にしたいという方は、濃紺(ネイビー)がおすすめです。白やグレーほど定番のカラーではない分、周囲の住宅と被らず、かといって悪目立ちすることはありません。
また、濃紺(ネイビー)は紫外線を反射する性質があり、色あせしにくいのもポイントの一つです。
青は空の色というイメージがあるとおり、清涼感を持たれやすくクールで落ち着いた印象を演出できます。
また、青単色ではなく、白を組み合わせることでより洗練された印象になりやすいでしょう。
また、青といっても濃い青から、水色に近い薄い青までさまざまなテイストがあるため、どのような青にしたいのかを明確にしておくことが大切です。青は色味によって持たれる印象が変わりやすく、パステル系の青ならかわいい印象に、濃く渋みの強い色ならクールな印象になります。
空や水といった印象が強い水色を外壁に採用することで、清涼感や爽快感、涼しげな印象を持たせることができます。
また、色の分子構造上、水色は色あせしにくいため、美観を維持しやすいのもポイントです。
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黄色の外壁は、フレッシュで活発な印象を持たせることができるほか、レンガやタイルとの相性がよく、欧米風のおしゃれな印象に仕上げやすいのもポイントです。
ただし、黄色といってもさまざまなテイストがあり、ビビットカラーの黄色はまぶしい印象となり、周囲と馴染みにくくなります。
クリーム色に近い黄色を選べば、やわらかい印象になって、周囲との調和も取りやすくなるでしょう。
外壁塗装で人気の色を見ていると、ベーシックで落ち着きがあり、なおかつ周囲と馴染みやすかったり、汚れにくかったりする特徴を持つ色が多いとわかるでしょう。
しかし、「白や黒、グレーなどが人気なのはわかったけれど、おしゃれさも重視したい」という方も多いのではないでしょうか。
人気の色を取り入れつつ、なおかつおしゃれな印象に仕上げたい方は、ツートンカラーを採用するのがおすすめです。ツートンカラーとは、異なる系統の2色、または同系統の濃淡2色を並べた配色のことを差し、外壁塗装にも多く採用されています。
ここでは、外壁塗装をよりおしゃれに仕上げるために、おすすめのツートンカラーの配色を解説します。
ブラウンとベージュは、どちらも人気のカラーであり、ナチュラルで穏やかな印象にしつつ、センスあるおしゃれさを演出できるツートンカラーです。
どちらも自然を連想させる色であることから、色同士の相性もよいことがポイントです。
モダンなテイストに合う、シックで都会的な印象を強調するなら、ブラックとアイボリーのツートンカラーがおすすめです。
ブラックだけの単色で仕上げると重たい印象になりがちですが、アイボリーと組み合わせることでほどよく抜け感が出て、おしゃれな印象に仕上がりやすくなります。
ホワイトとネイビーのツートンカラーは、海外風の印象の住まいに仕上げたい方におすすめです。
とくに、こちらの事例のように外壁で色を分けるのではなく、白の外壁に対してネイビーの屋根の色を合わせるといった組み合わせが海外の住宅ではよくみられます。
外壁塗装で人気の色やおすすめのツートンカラーの組み合わせについて、実例を紹介しながら解説しました。
実際に実例を見て、自宅で採用したい色が見つかった方も多いのではないでしょうか。
しかし、住宅の外観は外壁塗装の色だけで決まるものではないため、単に色の好みだけで採用してしまうと「思っていた印象と違う」という結果になることも少なくありません。
理想的な外壁塗装の色にするには、理想の色を選択することに加え、押さえておきたい基本の色選びのルールが存在します。
ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを選び、それぞれの配色を「ベースカラー70%:メインカラー25%:アクセントカラー5%」にするのがおすすめです。3色以上の色を選んでしまうと、まとまりのない印象になりやすいため、住宅の外観は3色以内で納めつつ、それぞれのカラーバランスを意識するとよいでしょう。
また、外壁塗装は面積が多いため、自然にベースカラーとなり、玄関ドアや屋根がメインカラー、雨どいやサッシがアクセントカラーというバランスになるケースが一般的です。
最も面積の大きいベースカラーは白やベージュ、アイボリー、ブラウンなどナチュラルな色を採用するとバランスを取りやすくなります。
必ずしも配色のバランスを徹底する必要はありませんが、3色以内でまとめつつバランスを意識すると、失敗しにくくなります。
そのため、モノトーンカラー同士で組み合わせたり、モノトーンカラーとベージュ、アイボリーなどを組み合わせてもうまくまとまるため、色選びに悩んだときはモノトーンカラーを取り入れるのがおすすめです。
また、モノトーンカラーをベースに、アクセントとしてブラウンやグリーンを取り入れる方法もあり、周囲との調和を意識しつつ個性も出せる配色が可能です。
たとえば、一口に黒といっても、さまざまなテイストがあり、濃い黒とグレーっぽい黒では印象が大きく異なります。
ただ、明度や彩度によって印象が異なるとはいえ、同系色であるため、色を組み合わせたときにまとまった印象に仕上がりやすくなります。色選びで迷ったら、あえて異なる色を選択するよりも、同系色でまとめることを意識してみましょう。
外壁塗装の色は、住宅の外観にかかわる重要な要素であり、次に再塗装するまでそのままの色になります。
しかし、しっかりと確認して色選びをしたつもりでも、施工が終わって見てみると「イメージと違う……」という失敗が起こるケースも少なくありません。
そこで、外壁塗装の色選びで失敗しないために、色選びで押さえておきたいポイントを詳しく解説します。
たとえば、清潔感のある印象にしたいという理由で、白の塗料を選択する場合を想定してみましょう。ひとえに白といってもさまざまな彩度・明度のものがあり、太陽の光を反射するような真っ白な塗料もあれば、オフホワイトのような落ち着いた白もあります。
色や完成後のイメージが明確に決まっていない状態で、選んでしまうとイメージとの相違が生まれやすいため、可能な限り細かくイメージを固めておくことをおすすめします。
カラーシミュレーションとは、外壁塗装の色を決めるときに、インターネット上でさまざまな色の組み合わせを試せるサービスのことです。施工業者がカラーシミュレーションを使って提案してくれるケースもありますが、自分でインターネットで検索することも可能です。
カラーシミュレーションを行うことで、自宅に塗料を塗ったときのイメージが掴みやすくなります。屋根の色との相性や、ツートンカラーで塗ったときの見え方などをイメージしやすくなり、色選びで失敗するリスクを軽減できます。
ただし、スマートフォンやパソコンの画面を通して見える色味のため、実際に屋外で見た場合と色味が異なるケースもあり、あくまで参考として利用するのがおすすめです。
というのも、外壁塗装の色選びでは、面積効果によって同じ色でも面積の大小で見え方が変わってくるからです。たとえば、暗い色の場合、小さな面積よりも大きな面積の方が暗く感じられるのに対し、明るい色の場合は面積が大きいほど明るく見えます。
つまり、外壁塗装の色はパンフレットやサンプルを見て色を決めるのが一般的ですが、それとは比較にならないほど大きな面積を施工するため、面積効果の影響で思ったより暗かった、明るかったといったイメージの相違が起こりやすいのです。
そこで、面積効果によって後悔しないようにするためにも、採用を検討している色はできるだけ大きなサンプルで確認するのがおすすめです。
たとえば、閑静な住宅街で一軒だけ原色などの奇抜な色を選んでしまうと、悪い意味で目立ってしまう可能性があります。まら、市区町村によってか景観ガイドラインが定められており、外壁塗装の色についてルールが設けられているケースもあります。
サッシや玄関ドア、屋根の色なども含めて3色以内にすると、全体に統一感が出てバランスのよい印象になります。
反対に、さまざまな色を組み合わせると、どのようなテイストにまとめたいのかわかりにくくなり、雑多な印象になりやすいので注意しましょう。
外壁塗装では、材質の関係上サッシや玄関ドアには塗装できないケースが多いため、サッシや玄関ドアについてはもともとの色を生かすことが前提となります。たとえば、サッシや玄関ドアが黒色の場合、白の外壁塗装を行うと黒がアクセントカラーとなります。反対に、グレーの外壁塗装を行うと、全体にまとまりが出て統一感のある見た目になるでしょう。
このように、もともとある色との相性も大切になるため、全体にバランスを意識することが大切です。
汚れが目立ちにくく、色もちがよいとされるのは、グレーやベージュであり、黒や白は汚れが目立ちやすいといわれています。また、赤や黄色など原色に近い色は色あせしやすいことを考慮しておきましょう。
ただし、汚れにくさや色もちについては、色だけでなく塗料のグレードや機能によっても変わります。
今回は外壁塗装の色について解説しました。
外壁塗装の色は、住宅の第一印象を左右する重要なポイントであり、白やアイボリー、グレー、ベージュなどの色が人気です。
また、色を選ぶときは、配色のバランスや周囲と調和できるかをはじめ、汚れにくさや色もちなどもチェックすべきポイントであるため、さまざまな要素を考慮したうえで納得できる色を選択することが大切です。
外壁塗装の色選びに迷っている方は、この記事を参考に後悔しない色選びを進めてみてください。
とくに外壁塗装は一度行うと10年以上は変更できないため、人気の色やポイントを押さえて、イメージ通りの色にしたいと考えている方が多いでしょう。
そこで今回は、外壁塗装で人気の色やおすすめの色の組み合わせ、色を選ぶときのポイントなどを解説します。これから外壁塗装をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装で人気の色ランキングTOP10と実例
外壁塗装の色選びを行ううえで、どのような色が人気なのか知りたいという方も多いでしょう。
ここでは、人気の屋根色を3色紹介していきます。
参考:外壁塗装エージェント『外壁塗装の人気色ランキングTOP10|色選びのポイント・組み合わせ方』
1位:白色
www.gaiso-kikugawa.co/gallery/detail/外壁塗装で人気の色の1位は定番ともいえる白であり、明るく清潔感のある印象を演出できます。
白い外観は「清潔感」のほか「新しい」という印象を持たせることができるため、築年数が経過しても新築のようなイメージになるのも魅力です。
ただ、白といってもさまざまなテイストがあるため、太陽の光が反射するような真っ白にしたいなど、思い描いている白のイメージを明確にしておくことをおすすめします。
2位:アイボリー・クリーム・オフホワイト
www.gaiso-inazawa.co/gallery/detail/アイボリーやクリームカラー、オフホワイトなども人気の色です。
こちらの色は他の色と馴染みやすいという特徴があり、モダンテイストの家を始め、和風の家や海外風の家にもよく合います。また、明るい色でありながら、汚れが目立ちにくいため、長期間きれいな印象を維持できることも人気の理由の一つです。
3位:グレー
www.gaiso-sapporo.co/gallery/detail/グレー系の外壁も、白やアイボリーなどと並んで人気のある色です。
周囲の住宅に馴染みやすく、なおかつ落ち着いた印象を演出できます。また、外壁に汚れがついても目立ちにくいため、塗装後も長くきれいな印象を保てます。
4位:ブラウン
www.gaiso-inazawa.co/gallery/detail/ブラウンは自然界にある色で、土や木を連想させることから、落ち着きのある印象を与えられることがポイントです。
また、欧米風や和モダンテイストの住宅と相性がよく、汚れが目立ちにくいことも特徴です。
白や黒などのベーシックなカラーとも良くなじむため、屋根やサッシに採用している色との相性をそれほど気にしなくてもおしゃれな印象に仕上がりやすいといえるでしょう。
5位:ベージュ
www.gaiso-ibaraki.co/gallery/detail/ベージュも根強い人気があり、アイボリーなどと同様に汚れが目立ちにくいことに加え、周囲の住宅に馴染みやすいことが特徴です。
和風や洋風など、さまざまな家のテイストとも相性がよいほか、ベージュは膨張色であるため、家を大きく魅せる効果が期待できます。
さらに、落ち着きのある印象や温かみ、上品さなどを演出できるのもベージュの魅力でしょう。
6位:黒色
www.gaiso-sapporo.co/gallery/detail/黒はスタイリッシュでモダンな印象の住宅にしたい方におすすめです。黒は無彩色であり、重厚感や高級感、風格といった要素を引き立たせるのにぴったりです。
また、すべての黒にするのではなく、黒と白、黒とアイボリーなどほかの色と組み合わせてアクセントとして使うのもおすす
めです。黒をほどよく採用することで、全体が引き締まった印象になり、かっこいいイメージを持たれやすくなります。
7位:グリーン
www.gaiso-ageo.co/gallery/detail/グリーンの外壁は、山や森を連想させる色であるため、爽やかでナチュラルな印象に仕上げることが特徴です。
また、グリーン系の外壁は汚れが目立ちにくいことも特徴であり、とくにコケやカビのような緑色の汚れを目立ちにくくできます。
8位:濃紺(ネイビー)
www.gaiso-edogawa.co/gallery/detail/ほどよく個性を出しつつ、周囲との調和も大切にしたいという方は、濃紺(ネイビー)がおすすめです。白やグレーほど定番のカラーではない分、周囲の住宅と被らず、かといって悪目立ちすることはありません。
また、濃紺(ネイビー)は紫外線を反射する性質があり、色あせしにくいのもポイントの一つです。
9位:青色
www.gaiso-adachi.co/gallery/detail/青は空の色というイメージがあるとおり、清涼感を持たれやすくクールで落ち着いた印象を演出できます。
また、青単色ではなく、白を組み合わせることでより洗練された印象になりやすいでしょう。
また、青といっても濃い青から、水色に近い薄い青までさまざまなテイストがあるため、どのような青にしたいのかを明確にしておくことが大切です。青は色味によって持たれる印象が変わりやすく、パステル系の青ならかわいい印象に、濃く渋みの強い色ならクールな印象になります。
10位:水色・黄色
www.gaiso-sagamihara.co/gallery/detail/空や水といった印象が強い水色を外壁に採用することで、清涼感や爽快感、涼しげな印象を持たせることができます。
また、色の分子構造上、水色は色あせしにくいため、美観を維持しやすいのもポイントです。
www.gaiso-kikugawa.co/gallery/detail/
黄色の外壁は、フレッシュで活発な印象を持たせることができるほか、レンガやタイルとの相性がよく、欧米風のおしゃれな印象に仕上げやすいのもポイントです。
ただし、黄色といってもさまざまなテイストがあり、ビビットカラーの黄色はまぶしい印象となり、周囲と馴染みにくくなります。
クリーム色に近い黄色を選べば、やわらかい印象になって、周囲との調和も取りやすくなるでしょう。
ツートンカラーでよりおしゃれに!おすすめの色の組み合わせと実例
外壁塗装で人気の色を見ていると、ベーシックで落ち着きがあり、なおかつ周囲と馴染みやすかったり、汚れにくかったりする特徴を持つ色が多いとわかるでしょう。
しかし、「白や黒、グレーなどが人気なのはわかったけれど、おしゃれさも重視したい」という方も多いのではないでしょうか。
人気の色を取り入れつつ、なおかつおしゃれな印象に仕上げたい方は、ツートンカラーを採用するのがおすすめです。ツートンカラーとは、異なる系統の2色、または同系統の濃淡2色を並べた配色のことを差し、外壁塗装にも多く採用されています。
ここでは、外壁塗装をよりおしゃれに仕上げるために、おすすめのツートンカラーの配色を解説します。
ブラウン×ベージュ
http://www.gaiso-sapporo.co/gallery/detail/?sid=8906ブラウンとベージュは、どちらも人気のカラーであり、ナチュラルで穏やかな印象にしつつ、センスあるおしゃれさを演出できるツートンカラーです。
どちらも自然を連想させる色であることから、色同士の相性もよいことがポイントです。
ブラック×アイボリー
www.gaiso-adachi.co/gallery/detail/モダンなテイストに合う、シックで都会的な印象を強調するなら、ブラックとアイボリーのツートンカラーがおすすめです。
ブラックだけの単色で仕上げると重たい印象になりがちですが、アイボリーと組み合わせることでほどよく抜け感が出て、おしゃれな印象に仕上がりやすくなります。
ホワイト×ネイビー
www.gaiso-toyama.co/gallery/detail/ホワイトとネイビーのツートンカラーは、海外風の印象の住まいに仕上げたい方におすすめです。
とくに、こちらの事例のように外壁で色を分けるのではなく、白の外壁に対してネイビーの屋根の色を合わせるといった組み合わせが海外の住宅ではよくみられます。
色選びの基本となる配色ルールとは?
外壁塗装で人気の色やおすすめのツートンカラーの組み合わせについて、実例を紹介しながら解説しました。
実際に実例を見て、自宅で採用したい色が見つかった方も多いのではないでしょうか。
しかし、住宅の外観は外壁塗装の色だけで決まるものではないため、単に色の好みだけで採用してしまうと「思っていた印象と違う」という結果になることも少なくありません。
理想的な外壁塗装の色にするには、理想の色を選択することに加え、押さえておきたい基本の色選びのルールが存在します。
バランスのよい配色の割合は「70%:25%:5%」
外壁塗装の色を選ぶときは、色の比率を押さえておくようにしましょう。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを選び、それぞれの配色を「ベースカラー70%:メインカラー25%:アクセントカラー5%」にするのがおすすめです。3色以上の色を選んでしまうと、まとまりのない印象になりやすいため、住宅の外観は3色以内で納めつつ、それぞれのカラーバランスを意識するとよいでしょう。
また、外壁塗装は面積が多いため、自然にベースカラーとなり、玄関ドアや屋根がメインカラー、雨どいやサッシがアクセントカラーというバランスになるケースが一般的です。
最も面積の大きいベースカラーは白やベージュ、アイボリー、ブラウンなどナチュラルな色を採用するとバランスを取りやすくなります。
必ずしも配色のバランスを徹底する必要はありませんが、3色以内でまとめつつバランスを意識すると、失敗しにくくなります。
周囲との調和を意識するならモノトーンを合わせる
白や黒、グレーなどのモノトーンカラーは無彩色であり、基本的にどの色とも相性がよいとされています。そのため、モノトーンカラー同士で組み合わせたり、モノトーンカラーとベージュ、アイボリーなどを組み合わせてもうまくまとまるため、色選びに悩んだときはモノトーンカラーを取り入れるのがおすすめです。
また、モノトーンカラーをベースに、アクセントとしてブラウンやグリーンを取り入れる方法もあり、周囲との調和を意識しつつ個性も出せる配色が可能です。
同系色を組み合わせるとまとまった印象になる
外壁の色選びで迷ったら、玄関ドアやサッシ、屋根色などと同系色でまとめるのもポイントの一つです。たとえば、一口に黒といっても、さまざまなテイストがあり、濃い黒とグレーっぽい黒では印象が大きく異なります。
ただ、明度や彩度によって印象が異なるとはいえ、同系色であるため、色を組み合わせたときにまとまった印象に仕上がりやすくなります。色選びで迷ったら、あえて異なる色を選択するよりも、同系色でまとめることを意識してみましょう。
失敗しないために!外壁塗装の色を選ぶときのポイント
外壁塗装の色は、住宅の外観にかかわる重要な要素であり、次に再塗装するまでそのままの色になります。しかし、しっかりと確認して色選びをしたつもりでも、施工が終わって見てみると「イメージと違う……」という失敗が起こるケースも少なくありません。
そこで、外壁塗装の色選びで失敗しないために、色選びで押さえておきたいポイントを詳しく解説します。
イメージを明確にする
色を選ぶときは、できるだけイメージを明確にするようにしましょう。たとえば、清潔感のある印象にしたいという理由で、白の塗料を選択する場合を想定してみましょう。ひとえに白といってもさまざまな彩度・明度のものがあり、太陽の光を反射するような真っ白な塗料もあれば、オフホワイトのような落ち着いた白もあります。
色や完成後のイメージが明確に決まっていない状態で、選んでしまうとイメージとの相違が生まれやすいため、可能な限り細かくイメージを固めておくことをおすすめします。
カラーシミュレーションを利用する
外壁塗装で色選びを行うときは、カラーシミュレーションを利用してみましょう。カラーシミュレーションとは、外壁塗装の色を決めるときに、インターネット上でさまざまな色の組み合わせを試せるサービスのことです。施工業者がカラーシミュレーションを使って提案してくれるケースもありますが、自分でインターネットで検索することも可能です。
カラーシミュレーションを行うことで、自宅に塗料を塗ったときのイメージが掴みやすくなります。屋根の色との相性や、ツートンカラーで塗ったときの見え方などをイメージしやすくなり、色選びで失敗するリスクを軽減できます。
ただし、スマートフォンやパソコンの画面を通して見える色味のため、実際に屋外で見た場合と色味が異なるケースもあり、あくまで参考として利用するのがおすすめです。
大きめの色見本をチェックする
外壁塗装の色を選ぶ際、パンフレットなどの小さな色見本を確認して選ぶケースが多いですが、可能であれば大きめの色見本をチェックするようにしましょう。というのも、外壁塗装の色選びでは、面積効果によって同じ色でも面積の大小で見え方が変わってくるからです。たとえば、暗い色の場合、小さな面積よりも大きな面積の方が暗く感じられるのに対し、明るい色の場合は面積が大きいほど明るく見えます。
つまり、外壁塗装の色はパンフレットやサンプルを見て色を決めるのが一般的ですが、それとは比較にならないほど大きな面積を施工するため、面積効果の影響で思ったより暗かった、明るかったといったイメージの相違が起こりやすいのです。
そこで、面積効果によって後悔しないようにするためにも、採用を検討している色はできるだけ大きなサンプルで確認するのがおすすめです。
周囲との調和を意識する
外壁塗装は、依頼者が自由に塗料の色を選択できるものですが、好みだけでなく、周囲との調和も意識するようにしましょう。たとえば、閑静な住宅街で一軒だけ原色などの奇抜な色を選んでしまうと、悪い意味で目立ってしまう可能性があります。まら、市区町村によってか景観ガイドラインが定められており、外壁塗装の色についてルールが設けられているケースもあります。
複数の色を使うときは3色以内にまとめる
先に解説したとおり、複数の色を使う場合でも3色以内にまとめるのがおすすめです。サッシや玄関ドア、屋根の色なども含めて3色以内にすると、全体に統一感が出てバランスのよい印象になります。
反対に、さまざまな色を組み合わせると、どのようなテイストにまとめたいのかわかりにくくなり、雑多な印象になりやすいので注意しましょう。
ドアや窓とのバランスを意識する
外壁塗装の色を選ぶときは、ドアや窓との相性を意識するようにしましょう。外壁塗装では、材質の関係上サッシや玄関ドアには塗装できないケースが多いため、サッシや玄関ドアについてはもともとの色を生かすことが前提となります。たとえば、サッシや玄関ドアが黒色の場合、白の外壁塗装を行うと黒がアクセントカラーとなります。反対に、グレーの外壁塗装を行うと、全体にまとまりが出て統一感のある見た目になるでしょう。
このように、もともとある色との相性も大切になるため、全体にバランスを意識することが大切です。
汚れにくさや色もちなど機能面をチェックする
外壁塗装は一度施工すると10年ほど再塗装しないため、長くきれいな状態を維持したい方は、汚れにくさや色もちのよさなどの機能面もチェックするようにしましょう。汚れが目立ちにくく、色もちがよいとされるのは、グレーやベージュであり、黒や白は汚れが目立ちやすいといわれています。また、赤や黄色など原色に近い色は色あせしやすいことを考慮しておきましょう。
ただし、汚れにくさや色もちについては、色だけでなく塗料のグレードや機能によっても変わります。
まとめ
今回は外壁塗装の色について解説しました。外壁塗装の色は、住宅の第一印象を左右する重要なポイントであり、白やアイボリー、グレー、ベージュなどの色が人気です。
また、色を選ぶときは、配色のバランスや周囲と調和できるかをはじめ、汚れにくさや色もちなどもチェックすべきポイントであるため、さまざまな要素を考慮したうえで納得できる色を選択することが大切です。
外壁塗装の色選びに迷っている方は、この記事を参考に後悔しない色選びを進めてみてください。
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